総務(社内環境の整備)
誰もが誇れる「金田工業」であり続けるために、
社員と会社、会社と社会の「いい関係」を築く。
中村 一裕[2011年入社/建設工学専攻]
企業の社会的責任を、みんなで果たす会社へ
健全な企業活動を内側から支える
社員が生き生きと、やりがいを持って仕事ができるような会社をつくる。それが総務部門のミッションです。社内制度の改善や業務に関する手続きのサポートなど幅広い役割を担って、健全な企業活動を内面から支えています。また、企業には企業責任と言って、社会的に果たさなければならない義務があります。当社で言えば、廃棄物を出さない、社員や関係者の安全を守る、地域と連携してよりよい社会づくりに貢献する…等々です。そういった社会的責任の大切さを社内に浸透させ、実行していく旗振り役として、さまざまな取り組みを推進しています。
会社が良くなっていく実感
総務部門は業務範囲が多岐にわたるため、なかなか「こんな業務」と説明しにくい仕事です。私自身で言えば、ISO14001の事務局として社内の環境領域全般に関わるほか、安全衛生やBCP(事業継続計画)の整備、情報セキュリティのルールづくりと管理といった中長期的な取り組みと、社内施設の修繕関係や海外渡航の手配サポート、一部の人事といった日常的な業務を担当しています。「これが正解」というやり方のない業務ばかりなので試行錯誤も多いですが、一歩進めば着実に会社が変わっていく実感を得られる仕事ですので、手応えがあります。気持ちをひとつに、ゴールを目指す
総務の仕事は、社員をはじめとする多くの方の協力の下に成り立っています。いくら現場がやりやすいからといっても、廃棄物をリサイクル不能な状態で捨てたりエネルギーを無駄遣いしたりという状態では、企業の社会的責任を果たすことはできません。だからといって、ルールばかりを増やして締めつけるようでは、働きやすい会社をつくるという根幹の目的に反しますし、「やらされ感」を持ったままでは長続きしないものです。負荷がなるべく少ない方法を考えると同時に、その取り組みがなぜ必要なのかを丁寧に伝えることで、皆さんにも「自分ごと」として捉えていただけるよう知恵を絞る。それが総務の精神だと思っています。全社的なリーダーシップを身につけた人間に
総務という立場上、先に挙げたようなさまざまな取り組みで事務局を務めています。議事進行を円滑に進めるだけでなく、その取り組みの成果を高めるべく社内外の協力を取りつけたり、社内全体への意識の浸透を図ったりと、率先して行動しなければならない場面が多々あるのですが、力不足を感じることもしばしばです。幸いホンダグループの一社として、グループ各社で同様の取り組みを担当される方との交流を持つ機会も多いので、学ぶべき点は大いに学んで、いつか会社全体を動かせるようなリーダーシップを身につけることが目標です。